数値地図25000(空間データ基礎)ファイル変換ソフト

1.数値地図25000(空間データ基礎)→mif/midファイル変換ソフトver3

 前バージョンは,変換する図が限定されていましたが,今回はできるだけ多くの図を変換するようにしました。
 また,属性値を詳しくしています。たとえば道路の幅員,種類などのコード値を持たせています

1.変換準備
 変換ソフトのダウンロード
    ソフト map25K_Full.zip
    圧縮されていますので,ダウンロード後解凍してください。
    解凍したソフトを起動しますと,このプログラムが置いてあるフォルダーにデータを出力しますので,
    不都合がある場合は,適当なフォルダーを作成し,このプログラムをコピーしてください。

2.変換開始
 map25K_Full.exe を起動し,指示に従ってください。
 (1)CDドライブの入力
   CDドライブはコンピュータによってまちまちですので入力してください。
 (2)処理データ一覧の選択
   CDには処理すべきデータ及びフォルダーの一覧をまとめたcsvファイルが入っています。
   このデータは県ナンバー+"-"+県名+".csv"という形ですので,CDからそのファイルを見つけておいて,
   ここで入力してください。
 (3)処理終了後,このフォルダーに以下のmif/midファイルが作成されていますので,
   MapInfoやその他のGISソフトにてインポートしてください。
   作成されるデータは以下の通りです。ここでは47-沖縄県を処理した時の例を示します。

    ・47-沖縄県GK  行政界ラインデータ(属性値:id,jt,sr)
    ・47-沖縄県DK  道路ライン(属性値id,jt,yu,sb,fi,name)
    ・47-沖縄県KK  河川ライン(属性値id,sb,name)
    ・47-沖縄県SK  水際ライン(属性値id,sr)
    ・47-沖縄県TK  鉄道ライン(属性値name)
     【沖縄には鉄道がありませんので,何の工夫もしていません。
      データCDを寄付いただければ工夫いたします。】
    ・47-沖縄県CM  地名ポイント(属性値id,sr,name)
    ・47-沖縄県HM  標高ポイントデータ(属性値:H)
    ・47-沖縄県KJ  基準点ポイントデータ(属性値:id,sr,name,H)
    ・47-沖縄県KO  公共施設ポイントデータ(属性値:id,code,name,adress)
    ・47-沖縄県HA.txt 橋となっている部分のid一覧表
    ・47-沖縄県TO.txt トンネルとなっている部分のid一覧表


   以上のように,属性値を詳しくしています。たとえば道路の幅員,種類などのコード値を持たせていますので,
   主題図作成等により詳細な図になります。
   その他の情報についても同様です。コード値の意味するところは,
   CD内のマニュアルなどから情報を得てください。
   トンネル情報,橋情報のテキストデータベースを出力しています。両情報は図形情報になっていないため,
   トンネルまたは橋となっている図形のidが並んだテキスト情報です。*TO.TXTと*HA.TXTとなっています。
   MapInfoのSQL検索で抽出すれば,トンネル,橋を別に表示できます。
   河川ポイント,道路ポイント,行政代表点ポイントは利用価値が見いだされないので,変換していません。

 


2.数値地図25000(空間データ基礎)→mif/midファイル変換ソフトver2(旧版の情報です)


前の「数値地図25000(空間データ基礎)→mif/midファイル変換ソフトソフト」は,CDに付属するプログラムでXML形式に変換してから処理するソフトでしたが,国土地理院データから直接変換するように改良しました。
ただし,属性値につきましては必要最小限にしております。

1.変換準備
 変換ソフトのダウンロード
    ソフト map25K_L_com.zip
    圧縮されていますので,ダウンロード後解凍してください。
    解凍したソフトを起動しますと,このプログラムが置いてあるフォルダーにデータを出力しますので,
    不都合がある場合は,適当なフォルダーを作成し,このプログラムをコピーしてください。

2.変換開始
 map25K_L_com.exe を起動し,指示に従ってください。
 (1)CDドライブの入力
   CDドライブはコンピュータによってまちまちですので入力してください。
 (2)処理データ一覧の選択
   CDには処理すべきデータ及びフォルダーの一覧をまとめたcsvファイルが入っています。
   このデータは県ナンバー+"-"+県名+".csv"という形ですので,CDからそのファイルを見つけておいて,
   ここで入力してください。
 (3)処理終了後,このフォルダーに以下のmif/midファイルが作成されていますので,
   MapInfoやその他のGISソフトにてインポートしてください。
   作成されるデータは以下の通りです。ここでは47-沖縄県を処理した時の例を示します。
    ・47-沖縄県GK  行政界ラインデータ
    ・47-沖縄県DK  道路ライン(属性道路名)
    ・47-沖縄県KK  河川ライン(属性河川名)
    ・47-沖縄県SK  水際ライン
    ・47-沖縄県TK  鉄道ライン(属性路線名)
    ・47-沖縄県CM  地名ポイント(属性地名)

 

3.サンプル及び注意
 (1)今回の変換ソフトではメッシュ標高値の変換は公開していません。

 (2)今回公開ソフトはライン情報と地名のみです。ただし属性情報は各ラインに添付してあります。
 ライン情報以外に,50m標高メッシュ,公共施設ポイント,三角点・水準点ポイント,橋情報,トンネル情報もCDには含まれています。変換ソフトはできています。詳細はメールにておたずね下さい。

 (3)このソフトでは,国土地理院HPからデータダウンロードした複数の市町村データを1つのファイルに一括変換する事も可能です。
 CDと同様のファイル構造を作り(dataフォルダーとcsvファイルのみ),それに合わせてプログラムのパラメーターを入力していけばいいだけです。試してみてください。


4.国土地理院HPダウンロードデータ(複数の市町村データ)の一括変換
 このプログラムを使って,CD−ROM版のデータイメージを参照して,一括変換行えます。

 以下 c:\My Documents にデータを配置して処理すると仮定して作業する例を示します。
(1)フォルダーデータの準備
 @ c:\My Documents 内に CD というフォルダーを新規作成する。
 A さらにCDフォルダー内に Data というフォルダーを新規作成する。
 B 国土地理院HPからダウンロードしたデータを解凍し,作成されたデータをフォルダーごと
   Dataフォルダーにコピーする。
(2)csvファイルの準備
 エクセルまたはテキストエディターを使って,処理ファイルの一覧表を作り,c:\My Documents\CDに
csvファイルとして保存する。(ここでは,沖縄.csv とする)

   

(3)フォルダー・ファイル配置状況
  c:\My Documents\CD 
                 沖縄.csv
                 Data   → 47201
                         47202
                           ・
                           ・
(4)CD版の変換作業に従い,CDドライブの入力時に
   c:\My Documents\CDと入力し,
   csvファイル名でここで作成したcsvファイル名を入力する。

 


3.国土地理院HPよりのダウンロードデータ対応版

 map25K_VEC.exe をバージョンアップいたしました。
 変更点は地名ポイントデータの属性値にゴミが入る点と,標高データをタイルポリゴンで出力するようにしました。
 標高ポイント情報はx,y,H形式のテキストファイルで出力するようにしました。

1.変換準備
 (1)国土地理院HPよりデータダウンロード
    数値地図(空間データ基盤)閲覧(試験公開)
    HPの手順に従い,市町村単位で25000データをダウンロードする。
 (2)データの解凍
    ダウンロードデータは圧縮されているので解凍する。解凍後は以下の状態となる。


    

 (3)ソフトのダウンロード
   ソフト(map25K_VEC2.exe) このソフトも圧縮されているので,解凍。
   解凍後このソフトを上記フォルダー(データと同じフォルダー)にコピーする。

2.変換とGISソフトへのインポート
 (1)変換作業
  上記フォルダーにコピーしたプログラムを起動する。
  処理ファイル名を入力 この例でしたら,04102 と入力する。

 (2)mif/midファイルの生成
  上記の例(04102)で述べますと,以下のファイルが上記フォルダー内に形成されます。
    04102CM 地名ポイント(属性値に地名を持ちます)
    04102GK 行政界ライン(MapInfoでは赤色ライン)
    04102DK 道路ライン(MapInfoでは黒色ライン,属性値に道路名称)
    04102KK 河川ライン(MapInfoでは水色ライン,属性値に河川名称)
    04102SK 水際ライン(MapInfoでは青色ライン)
    04102TK 鉄道ライン(MapInfoでは黒色太ライン,属性値に鉄道路線名称)
    04102HM 標高データ(2秒メッシュ標高値,メッシュ)
       MapInfoグリッド変換により,標高区分ラスターや3D表示ができます。

    標高ポイントは04102HM.txtに出力されます。このファイルは x,y,H というフォーマットになっています。


 (3)GISソフトへのインポートとその他の注意
  MapInfoではテーブル/インポート操作で簡単にMapInfoに取り込むことができます。
  ArcViewやSuperMapなど他のGISソフトでもこのmif/mid形式データをインポートできます。(簡単ですよ。)
  鉄道が含まれていない区域の場合,ソフトは途中でエラーを起こして止まる可能性がありますが,
  鉄道以外のmif/midファイルは
作成されていますので,できあがったファイルのみをお使い下さい。

  国土地理院HPダウンロードデータ(複数の市町村データ)の一括変換が可能です。
  数値地図25000(空間データ基礎)→mif/midファイル変換ソフトCD−ROM版を見てください。